ハウルの動く城

大晦日だと言うのに『ハウルの動く城』を見てきました。まぁせっかくなので感想を書いてみれば、全体的に中途半端な仕上がりかな。


ふぃすたはピーコさんやおすぎさん*1のような毒舌映画評論は出来ないのだけれど、まずは話の内容から。
なんと言うかこれは戦争のアニメなのか恋愛のアニメなのかわからない気がする。戦争アニメとして見てもナウシカには到底及んでいないし、恋愛のアニメとして見ても、耳をすませばに及んでいない。何だか両方を足して4で割ったくらいの中途半端さ。原作を読んでいないので原作が悪いのか脚本が悪いのかわからないけれど、なんともどっちつかずでジブリにしてはメッセージ性の薄い(わかりにくい)アニメに思える。*2それに何で戦争をしているのか、敵は誰で味方は誰かも全く不明。


次に映像、一部映像が綺麗だなと思えた所もあったけれど、全体的に今までのジブリと比べるとそれほどでもないように見える。夏公開予定がが冬まで遅れた割にはたいしたこともない。
おそらくは舞台はイギリスなんだろうけれど、個人的にはスチームボーイのような方が好き。もっとあっと言わせるような映像美がほしかった。


そしてキャラクタ、全般的にこんなもんかといった所だけれど、ちょっとだけネタばれを書けば、荒地の魔女の存在意義がかなり薄い。
当初の勝手な予測としては荒地の魔女は最初から最後までハウルの邪魔役かと思っていたのに、ヒロインのソフィーに呪いをかけただけで後は全く存在の意味なし。
ハウルも恐れた荒地の魔女が出てくる理由はソフィーに呪いをかけるだけというのはあまりにも期待はずれなような。
個人的にはもっと出てきてほしかった。
勝手に予測するにハウルも恐れる*3荒地の魔女ですらハウルの師匠*4には及ばないということを暗示させ、ハウルの師匠の引き立て役として登場したのかもしれない。
さらに荒地の魔女の不幸を書けば、ソフィーに呪いはかけなきゃならないけれど、かといってハウルの師匠にかけさせるには理由が不十分なので荒地の魔女にでもかけさせとけといった所か。
以上かなり推測。
(それにしてもなぜ荒地の魔女がソフィーに呪いをかけたのかもよくわからない。荒地の魔女とソフィーは特に関わりはないし)
次にカカシ。複雑な呪いがかかってる割にはすぐにとけちゃったし、せっかく元の姿に戻ったと思ったらいきなりふられるし、いいとこなし。
しかもなぜソフィーのことを恋してたのかも不明。


ついでに乗り物についても書いてみると、これもまた中途半端といえるかも。
ナウシカの時のガンシップのようなかっこいい乗り物も無いし、ラピュタの時に出てきた乗り物に中途半端に似てる乗り物多数。しかもラピュタの時の方が断然良い。


とまぁいろいろ書いてみたけれど、全体的な評価をもう一度書けば、もうちょっとわかりやすいのを作ってほしかったと思う。

*1:両方とも映画評論してたっけ?

*2:聞いた所では原作と今回のはかなり話の内容が違うらしいのでやはり脚本が悪いのか

*3:といってもハウルは弱虫だけれど

*4:名前は忘れた