ライブドア 30分足らずで972万株

[ http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20050210mh02.htm ]
例のニッポン放送の株買収の件です。
日本にいないからテレビ報道を見れないので、実際どのくらいの反響を呼んでいるのかはわからないけれど、ネットの情報によればかなりの反響を呼んでいる模様ですね。
とりあえず率直な感想を書けば、『またライブドアかよ』と言ったところ。とてつもなく批判的に書くと、球界に喧嘩を売った次は放送業界ですか、と。
ソースがネットしかないので真意はまだよくわからないけれど、ライブドアが本気で放送業界に進出出来ると思っているのだろうか。確かに今ライブドアはかなりの勢いがついていて大前氏の提言するようにどんどん攻めに入っていくべきだとは思うけれど、あちこちに喧嘩を売っては*1拒否されてが続けば、危なっかしくてやってられない。ライブドアの社員の退社率が高いのもわかる気がする。
フジサンケイグループもどうやら売られた喧嘩は買うようで、800億の社債を抱えた上に株価も市場の期待薄の影響で下落となれば、もしこれに失敗すればそれなりのダメージがあるはず。彗星の如く現れて彗星の如く消えていくライブドアにだけにはなってほしくないと思う。
それにしても、打倒Yahoo!とはなかなか大きな目標を立てたと思う。ここはかなりの推測だけれど、ライブドアがポータブルサイトとしてYahoo!に勝つのは絶対に無理である。ライブドアはあちこちに手を出してる*2のに対してYahoo!は原則ポータブルサイト一本で勝負している。ついでにソフトバンクの子会社でもある。あちこちを中途半端にやってる企業と一つのことを極めようとしている企業じゃ勝負にもならん。余計なお世話だと言うことは重々承知の上で書けば、まだ大きくなりかけの今の時点では、あちこちに手を出すよりは一つのことをじっくり極めて、土台がしっかりしてから他のことに手を出すようにしたほうがよいのでないだろうか。土台がしっかりしてないとあっという間に潰れちゃいますよ。*3
そういえば、ライブドアの本職ってなんだっけ・・・。

*1:球界にしても、競馬場にしても

*2:ネット、ソフトウェア、金融、他にもたくさんあったような・・・

*3:あの大企業と呼ばれるソニーですら多角経営に苦戦して今原点に戻ろうとしている