Memory of Geisha

なんか久々な更新な気が。

D.C.行ったときにMemory of Geisha(邦題Sayuri)を見てきましたよ。
スピルバーグが監督ということで、King Kongの数倍期待しつつ見に行ったわけなんですが、見る前に気がついた。

この映画、スピルバーグが監督やないやんヽ(  ̄д ̄;)ノ
スピルバーグはあくまでも製作総指揮であり監督はロブ・マーシャル*1という人。スピルバーグ関わってないようなもん。まぁスピルバーグが監督でこういう映画とりそうにないもんなぁ。。。


以下筆がそれてネタバレしてるかもしれないので、今から見る人は読まない方がいいですよ。

内容としてはまずまずと行った所。主役の千代が先輩やらなんやらにいじめられつつ"さゆり"という名前をもらい一流のゲイシャになるまでの道を描いてます。
2時間半もあります。長いです。終わりそうで終わらない。King Kongの時も書いたけどいらない部分が多すぎな気がする。個人的には後半はすべて却下で戦争が始まる前に話を終わらせた方がよかった気が。

で、いろんな所で囁かれてる、"日本の文化をなめんなよ"的なことですが、あくまでも"はなまち"という架空の世界で起こってることとすれば別によいのでは?と思ったり。主人公のさゆりが中国人で明らかに不自然だったり、変なところで日本語使って違和感を出したり、さゆりの友達の名前が"パンプキン"とか日本語訳に苦しむ名前だったり、それはないだろうという突っ込みどころは多々あるけれど、あくまでも"はなまち"という架空の世界で起こってることであって、しかもその世界はアメリカ人向けの世界。もとから日本人向けに作られていないのだから突っ込んでも仕方ない。そういうもんだとして見るしかない。日本人向けの世界は日本人が作るべき。
まぁ日本の文化が誤解される!と思ってる人たち、D.C.の映画館では300席もあるのに埋まってたのは10席くらいだから、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ、きっと。

話は変わって役者さん。日本人の役者さんは渡辺謙だけかと思ってたけど、役所広司やら桃井かおりとか出てたんですね。桃井さんとか最初見た時はわからんかった。。。個人的にかわいいと思ったのがさゆりの子ども時代をやってた女の子。チャン・ツィイーにも言えるけどめちゃくちゃ目がきれいですね。ただ、たまに目が青かったのは編集による影響かな?

音楽はハリウッドでは相変わらずのジョン・ウィリアムズ。この人は年間に一体何曲作曲してんのかっていうくらい曲を出してますね。決して日本的ではないのだけれど、この音楽は好き。Yo-Yo-Maのチェロと名前忘れたけどバイオリンの人もいい味だしてます。サントラほしいかも。

また映画館で見たいとは思わないけれどDVDが出たら買うかな。映像もきれい、役者もいい、音楽もいいと、別に悪い映画ではないと思いまする。

*1:CHICAGOをとった人らしいですね