ライブドア株暴落 子供投資家も想定外 授業の合間、一喜一憂

記事全文

また子ども投資家の話題です。ここまでくるともうなんかむかついてきますね。

まぁ感想としては先日書いたのと似たような感じなのですが、気になったのが、

 ▼学生起業家へ
 堀江容疑者の著書を読んで学生起業家になるのが夢になったという長野県岡谷市の男子中学一年生(13)は、そのための勉強として昨年十二月に株投資を開始。ライブドアライブドアマーケティングなど四銘柄を約五万円分買ったが、暴落で二万七千円の損失が出た。堀江容疑者について「合法と違法のすれすれをいく手法は賛成でしたが、法を犯してはだめです」とメールでの取材に回答した。

のところ。グレーゾーンの多用を賛成するなよ。ついでにそんあグレーゾーンにいるって分かってる会社の株なんて長期保有するなって。

限りなく違法に近いギリギリの地点で経営を行うという企業倫理に欠いた行動は今回のように信用を著しく落とし、最悪倒産にいたる。そういうケースは今までにもいくつもあったわけでして。確かに正直に行動するだけでは十分なお金は稼げないかもしれないけれど、企業倫理の重要さを忘れてはいけない。

ライブドアの元社長が企業倫理に欠けているという事実を知りながら、賛成しそれを支援(株を買う)という行為をしているこの中学生は株取引以外にもっと他に学ぶことがあると思いますよ。

株取引(特にデイトレ)なんていうのは、お金がありすぎて困ってる人が暇なので、かといって競馬やパチンコはちょっと、という人がやるもの。ファイナンスを勉強しその道のプロとして証券会社などで働いてそのうち独立でもして一財築いてやろう、っていう人以外はやるもんじゃない。その企業を支援する意味で株を長期保有するなら大いに結構だけれど、そういう気はなくて自分の利益の為に短期で売り買いするようなのは学校の授業の片手間に出来るようなことじゃないですよ。

てか、株投資始めるのは別に起業のための勉強にはあまりならないと思うけど。確かにそれなりに調べるから企業を知るということは出来るかもしれないけどね。学生企業家になりたいなら、パソコンや新聞の株価一覧のみとにらめっこするんじゃなくて、もっと本を読むべき。本には(ジャンルを問わず)起業するために必要なことがたくさん書いてある。少なくとも株取引するよりは多くの必要な情報を得られると思うよ。