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テポドン2号、米政府当局「燃料注入を完了」

 【ワシントン=坂元隆】ロイター通信とニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が報じたところによると、複数の米政府当局者は18日、北朝鮮が発射準備を進めている「テポドン2号」とみられる長距離弾道ミサイルへの燃料注入を完了したとみられると述べた。

 当局者は、いったん燃料を注入すると、元に戻すのは困難なため、北朝鮮が発射を断念する可能性はますます低くなったとの見方を示した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、米政府が衛星写真を解析した結果、ミサイル発射台に載せられたミサイルに燃料タンクが装着されているのが確認できたという。

 ミサイル発射の動きは5週間前から見られ、米政府内では当初、北朝鮮が国際的注目を集めるための戦術と見ていたが、動きが本格化するにつれ、単なる示威行動でないことが明らかになった。
(読売新聞) - 6月19日12時48分更新