この映画が凄い! ALWAYS 三丁目の夕日

というわけでALWAYS 三丁目の夕日を見ましたよ。


前から辛口で有名なYahoo! Moviesの批評で星4.6、昨年公開なのにも関わらず先週まで総合ランキング2位で今週になっても未だにベスト10入りしてる最近にしては珍しい邦画という予備知識は持っていたのだけれどここまで凄い映画だとは思わなかったです。


どこが凄いかって脚本が老若男女誰でも楽しめる内容になっているところ。変にひねらず、ただただ純粋に誰でも感動できる作品を作ってますよ。
純粋に人と人とのふれあいを大切にし、家族を大切にし、友達を大切にし、誰かがいなくなったらとても心配するという現代では薄くなりつつあるその感情を見事に描いている所が感動。


で、その物語を見事に演じているのが今回の出演者。特に吉岡秀隆はああいう役をやらせたら右に出るものはいないなぁと改めて思うぐらい個人的にはまり役だった気が。所々演出がオーバーだなぁと思うところもあったけれどそんなの気にならないくらいの好演でしたよ。堀北真希は初めて動いてるところを見たのだけれど写真で見るとそうでもないかなとか思ってたのだけれどこの映画のは可愛かったような。上手い具合に撮ってたのかな。


と、まぁ話の内容、役者さんともに素晴らしかったわけなんですが、それに対するCGの酷さ(酷いという所まではいかないけど。。。)。前半に当時の街並みを再現する為なのかやたら無駄に至らんCGを使いすぎ。実際のセットとCGの境界線がはっきりしすぎだし、モーションキャプチャ使ってる割に動きおかしいし(というより動きがない?)、合成にしてもCGの部分だけ明らかに不自然すぎ。(それでもローレライに比べればかなりマシだけれど) ジュブナイルリターナーを監督した山崎貴監督だから何かCG使いたかったのかもしれないけれど、前半も後半のように必要なところだけCGを使った演出で良かったような気が。セットの細かいところにその時代の懐かしい演出がなされているだけにあのCGは素人目に見ても残念すぎ。


で、その残念なCGを差し引いても余りあるぐらい良かった映画なのでまた見てみようかな。オトナ帝国の野望とはまた別な良さがありますよ。



"当たり前じゃないか、明日だって明後日だって50年先だってずーっと夕日は綺麗だよ"
ALWAYS 三丁目の夕日