アメリカの自動販売機が使えない理由

日本ではいたるところに自動販売機がありますが、それはアメリカも同じ。ただ、日本の場合は屋外でも結構ありますが、アメリカの場合は店先以外の屋外にはあんまり置いてないです。


で、アメリカでよく見る自動販売機(20オンスペットボトル専用)はこんな感じです。

画像のはペプシの自販機ですが、コカコーラもデザインはほぼ同じです。
アメリカの場合自販機のほとんどはペプシかコカコーラ。たまにゲータレードとか。うちの大学ではコカコーラとペプシの自販機の数はほぼ同じだけれど、地域によってはペプシ自動販売機しかないとか、その逆もあるようです。


というわけで日本人がアメリカに来たら誰でも思うアメリカの自販機の使えないところを列挙してみる。

1.種類が少ない
↑のペプシの自販機だと選択ボタンは右下にある10個のみ。そのうちPEPSIが普通のとダイエットで2つ、Mountain Dewが普通のが3つでダイエットが1と、実質2種類だけでボタンの半分以上を占領してます。ちなみにこの自動販売機で炭酸が入ってない飲み物はAQUAFINA(水)だけです。炭酸が飲めない人にとってアメリカの自販機は無縁の存在です。


2.使えるお金の種類が少ない
使えるのは1ドル札、25セント硬貨、10セント硬貨、5セント硬貨のみ。後たぶん50セント硬貨とかも使えるかもしれませんが持ってる人なんてほとんどいないので実質上の4種類のみ。日本の硬貨で言うと自販機で100円、50円と10円しか使えないくらいの不便さです。10ドル札や5ドル札を持っててもジュースを買うことはできません。さらに書いておくと、カード・チェック社会なアメリカでは20ドル札より大きいお札の需要はほとんどなくて、1ドル札や25セントを使う機会はかなりあるので慢性的な1ドル札や25セント不足になりやすいです(個人的に)。


3.1ドル札のチェックが厳しい
偽札防止の為なのか認識機能が貧弱なのかわかりませんが、適当に入れるとエラーが出て戻ってきます。表裏だけでなくお金を入れる方向も指定されていて、間違うと即エラーです。新札の場合はわりとすんなりいきますが、普通のお札でちょっと折れてたり破れてたりするとエラーになります。そういう場合はその辺の机とかで綺麗に伸ばしてあげればそのうち認識してくれるようになりますが、あまりに汚いお札はどうやっても認識してくれません。なので新札以外の1ドル札の使用はあんまり推奨できません。となると使えるのは4種類の硬貨だけになっちゃうかも。


4.見ただけではSold outかどうかわからない
商品がSold out(売り切れ)かどうか確かめるにはお金を入れる前に選択ボタンを押してみる必要があります。押したときに金額表示の所にSold outと出たら売り切れ。値段が出てきたらまだあるということです。ただし、たまにSold outなのに金額が出てくる時もあり、本当にSold outかどうかはお金を入れてボタンを押すまでわかりません。もし出てこなかった場合もお金はきっちり引かれてます。


5.取り出し口が小さい
↑の自販機の場合、商品取り出し口は下の方にあります。ちょうどペットボトル一本分が入るか入らないかくらいの大きさで非常に取り出しにくいです。2本続けて買った日には詰まってもう取り出せなくなります。手のでかい人だと入らないかも(・_・;



ちなみに最近はこういう自販機も結構見るようになってきたので上の1と4あたりはちょっと解消されつつありますよ。