アメリカ人と日本食

うちの大学では日本食を大学内に広めようという大学公認の学生団体(registered organization)というのがあって、実はちゃっかり副会長なんぞを務めてたりするわけなんですが、
昨日その活動の一環として日本食レストランへ食べに行くツアーというのがあり、雑用係メンバーとして参加してきました。


うちの大学がある街はどちらかと言えば田舎で本格的な日本食レストランなんてないし、大学生以外の日本人はほとんどいないので、日本食を触れる機会なんて皆無。多くの人が日本食を食べたことがなくて、日本食と言えば寿司かテリヤキチキンかそのくらいしか知らない状態。たまに中華と混同してる人もいたりする。

あとたまにニュースになってたりするので知ってる人も多いと思うけれど、アメリカには意外に似非日本食レストランというのが多くて、Japanese Foodとか書いてあって日本の地名とかがよく店の名前になってたりするのだけれど、多くの場合は日本人以外のアジア人経営で全く日本食とは言えないような食べ物を出してくる。そしてそのお店に行ったアメリカ人はそういうのが日本食なのかーと納得しちゃう。ちなみにそういうお店は何故だか知らないけどやたらパフォーマンスが好きで鉄板を使っていろんなパフォーマンスを見せてくれる。

まぁ、そんなわけで、本当のおいしい日本食はこれなんだよーというのを伝えるために企画されたのが今回の日本食を食べに行く日帰りツアー。
企画当初は一体何人くらい来てくれるのか未知数だったけれど、なんだかんだで20人くらいのアメリカ人と留学生が集まってくれた。

今回食べたのはこんなランチボックス。

中身は鯖の味噌煮、天ぷら、筑前煮、ちらし寿司、サラダなど。あと写真には写ってないけど前菜で白身魚の南蛮漬けと味噌汁もあって、合計$20くらい。基本的に日本食アメリカでは高級品なので$20でこれだけ食べれるのはわりとお得。予約したレストランが良心的だったのかな。

終了後のアンケートでは多くの人が満足した、また参加したいと書いてくれた。


食べ物や音楽というのは全世界どこにでもあるし、誰でも興味を持ちやすくて、異文化交流が最もしやすい分野だと思う。そしてアメリカ人の中には日本や日本食に対して凄く興味のある人がたくさんいる。そういう人たちに少しでも日本の良さとか、日本食の良さとかをこういった企画を通じて伝えることが出来ればいいなと思ったり。