2012年のF1ドライバーラインナップとコメント

レッドブル&ベッテルの連続チャンピオンで終わった2011年が終わり、いよいよ今週末の3月16日から2012年F1シーズンが始まります。
今年はライコネンのカムバックにより、24人中6人がワールドチャンピオンという今までにない豪華なメンバーで始まります。
マシンの方は醜い段差ノーズがどうレースに影響してくるのかが一番気になるポイント。
後はトゥルーリさんとリウッツィさんの離脱により、イタリア人ドライバーが全滅してしまうという自体に。(ギリギリテストドライバーのフィジケラさんがいるっちゃいますが)
その代わりにグロージャンを初めとするフランス人ドライバーが3人も入ってきており、ちょっと国情勢も変化し始めている感じではあります。


というわけで、今年のコンストラクターとドライバーのラインナップを紹介ついでにコメントも少し。


レッドブル・レーシング
1. セバスチャン・ベッテル
2. マーク・ウェバー
3年連続ワールドチャンピオンがかかったベッテルと毎年引退かと囁かれているウェバーの組み合わせ。
優位性は去年よりは落ちるかと思いますが、何だかんだで今年も勝ちそうな予感。


ボーダフォンマクラーレンメルセデス
3. ジェンソン・バトン
4. ルイス・ハミルトン
段差ノーズを採用しなかったマシンはテストでは意外に良さそうという話。
バトンは相変わらず安定的にポイントを取ると思いますが、モナコに移住したハミルトンがちゃんと仕事するかどうかがマクラーレンコンストラクターズチャンピオンを取れるかどうかの鍵。


スクーデリア・フェラーリ
5. フェルナンド・アロンソ
6. フェリペ・マッサ
そろそろトップを走りたいアロンソとそろそろ良い所を見せとかないと危ないマッサの組み合わせ。
テストではマシンの評価がわりと微妙との話も出ているので、赤い跳ね馬は苦難の年になるかも。


メルセデスAMGペトロナス・F1チーム
7. ミハエル・シューマッハ
8. ニコ・ロズベルグ
発表をあえて遅らせるくらい隠し通したマシンは意外に良いという評判なので、ウェバーあたりが例の如くスタートでミスってくれれば、皇帝の表彰台が見れる日が来るかもしれないです。


ロータスF1チーム
9. キミ・ライコネン
10. ロマン・グロージャン
なんだかんだあってやっと唯一のロータスになれたこのチームはアイスマンライコネンとフランス人のグロージャンというカムバックペアで挑むことに。
マシンがちょっとあれっぽいですが、そこまでひどくないという話なので或いは上位に食い込んでくる可能性もありそうな。
ライコネンはまさかとは思いますがグロージャンとそんなにタイムが変わらなかったりとかしたら皇帝の二の舞に。


サハラ・フォース・インディア・F1チーム
11. ポール・ディ・レスタ
12. ニコ・ヒュルケンベルグ
なんだかんだあってスーティルが追い出された後に残ったのがこの2人。
そろそろうっかり表彰台の1つでも欲しい頃なのにラインナップ的にはちょっと心配な二人ですが、ディ・レスタもヒュルケンベルグもやればできる子なのできっと頑張ってくれると思います。


ザウバーF1チーム
14. 小林可夢偉
15. セルジオ・ペレス
事前のテストではトップタイムを出したりしていたのもあって、中堅チームの中では良い争いをするのではないかと思います。カムイの熱い走りも見たいし、そろそろインドには勝って欲しいですね。


スクーデリア・トロ・ロッソ
16. ダニエル・リチャルド
17. ジャン=エリック・ベルニュ
ブエミアルグエルスアリの2人が首にされてやってきたのがこの2人。
リチャルドは昨年の中盤辺りからHRTで走ってた経験がありますが、マシンがあれなのでトロ・ロッソでどれだけ活躍できるのかは未知数。
エリック・ベルニュにいたっては完全に未知数。
でもマシンがそこそこ良ければ、ザウバーやインドといい勝負しそうなポテンシャルはもってそうな予感。特に新人2人とってはここでいい成績を出せばウェバーのシートに座るのも夢ではないので頑張りどころ。


ウィリアムズ
18. パストール・マルドナド
19. ブルーノ・セナ
鉄人バリチェロを追いだしてやってきたのがまさかのセナというサプライズを出してくれたウィリアムズですが、マルドナドに関しては昨年1ポイントのみの獲得、ちょっとだけ先輩のセナも参戦以来2ポイントのみの獲得経験しかないという非常に心配な組み合わせ。
唯一の希望はエンジンが昨年までのコスワースからレッドブルと同じルノーに変わったこと位か。


ケータハムF1チーム
20. ヘイキ・コバライネン
21. ヴィタリー・ペトロフ
ライコネンのカムバックの煽りを受けて無職になってしまったペトロフケータハムに流れた煽りを受けてトゥルーリが追い出されるという、この世のF1ドライバーの苦難を如実に表していますが、マシンも悪くないようなので名門ウィリアムズが不調な今年こそはぜひポイントを1つでも取って中堅チームに殴りこんで欲しいところです。


HRT F1チーム
22. ペドロ・デ・ラ・ロサ
23. ナレイン・カーティケヤン
比較的若手ドライバーが多い中堅・下位チームにおいておっさんベテラン2人の組み合わせ。満足にテストも出来ていないようなのでドライバーの経験でカバーして欲しいところですが、結局は昨年同様最下位争いになりそうな予感。


マルシャF1チーム
24. ティモ・グロック
25. シャルル・ピック
昨年までのヴァージンから正式に名前を変えてマルシャに。
ある意味安定しているトヨタの生き残りグロックとルーキー枠としてダンブロジオの代わりに入ってきたピックの組み合わせ。
ギリギリのところでHRTに負けているので、そろそろ最下位からは脱出してほしいところ。


そんなわけで2012年F1シーズンが開幕しますよ!