13歳のハローワーク

一時期(2003年)話題になった村上龍13歳のハローワークを某所より借りることが出来たので読んでみました。発売当初に親が買ってきたのを読んだので今回は2回目。前回に比べ大分理解度が上がったような。
この本はまぁハローワークと名乗ってるように各業種の職業を村上龍の視点から紹介してるわけです。13歳対象にしては夢のないことが書いてあったり、職業によってはかなり厳しいことが書いてあったりしますが、あまりメジャーじゃない職業も各業種にいくつか含まれており、こういう職業もあったのかと新たな発見もありです。
でも、前半及び中盤あたりはともかく、後半は13歳が読むにはちょっと難易度が高い気が。でもこれはきっと村上龍が13歳に一度読んで、高校生になって将来の進路どうしようかなぁやっぱり大学進学かなぁそれとも就職かなぁと考える時に一度読んで、大学生になってそろそろ就職活動を開始せんとね、将来どんな仕事をしようかなと思い始める20歳に読むということを前提に書かれた本なのかな。
13歳という時はソフィーの世界でも書かれていたけれどある意味とても重要な時期。*1この時期に将来どんなことがしたいのかとぼんやりとでも考えることは重要。その事から言えば、自分の好きなことから、興味のあることから職業を探せるこの本を手にするということは重要なのかも。

13歳のハローワーク

ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙

*1:ソフィーの世界のソフィーは14歳だけれど