04年度排出は7・4%増 国内の温室効果ガス

[ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051021-00000059-kyodo-soci ]
寒い寒いとか書いてたら、今度は温暖化の話です。
原発の使えなかった2003年度に比べると二酸化炭素は0.8%程減少しているけれど、キョウと議定書の示す90年代と比べると7.4%増で、目標とする-6%はかなり難しい状況なようです。

そもそも巷でよく聞くけど実はみんなよく分かってない京都議定書とは何ぞやと調べてみると、正式名は気候変動に関する国際連合枠組条約京都議定書*1で環境が変わってこのままだと人間が住みにくい地球になっちゃいそうだから、温室効果のあるガスである二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、HFCs、PFCs、六フッ化硫黄の6種をとりあえず発展途上国は期待できないから先進国で少しでも減らしましょうっていう決まりですね。当初はアメリカやロシアが受け入れを拒否や保留していたので発効が危ぶまれてましたが、ロシアが2004年に参加を表明し発効が確定とあいなったわけです。しかしながらこういう先進国が決める決まり事というのは政治的な影響を大きく受けやすく、ロシアに受け入れを表明させる為にロシアに有利な内容にしたり、日本の条件が厳しかったりと、これってどうなの?と疑問視されてる決まり事であったり。そもそも、一番二酸化炭素を出しているアメリカが参加してない時点で効果が半減してしまうし。
こういった世界規模で二酸化炭素をはじめとする温室効果のあるガスを減らそうという取り組みは大いに評価できるけれど、内容をもっと政治から離してさらに現実的で実現可能な内容にしていく必要があるかな。

*1:Kyoto Protocol to the United Nations Framework Convention on Climate Change