地方都市が東京・大阪に勝つには

まぁ地方都市というか広島なんだけど。
大都会になる為にはいろいろと条件があって、一番重要な要素は場所。その次に時勢といったところか。

広島市がなぜ東京や大阪、せめて名古屋のような大都市になれないのか考えてみた。以下のはすべて素人考えで都市開発その他なんて知ったこっちゃないので間違ってる可能性ありですよ。

なぜ広島市が110万人程度の地方中枢都市から日本を代表するような大都市になれないのか。

その最も大きな理由は東京が家康によって築かれたというわけでもなくて大阪が天下の台所だからでもなくて、土地の広さにあると思う。東京も大阪も名古屋も今でこそビルが邪魔でとても広々としているようには見えないけれど、仮にビルをすべて取り払ってしまえば、そこには広大な平野が存在する。

広島はどうか。地図を見てみれば分かると思うけれど、広島平野と名のつく場所に位置しているけれど、平野とは名ばかり。平野になってるところなんて少ししかなくて、三方を山に囲まれ南は瀬戸内海。どこを見渡しても山・山・山。特に武田山が邪魔な気がする。さらに悪いことに広島は川がある。しかも大田川を源流とした数えて6本もある。その為平野は川で細かく分断されきれいな三角州状態。江戸も水都だけれどあちらは人工、こちらは天然。

当然ながら土地が無ければビルを立てることも出来ないし住宅を建てることも出来ない。ついでに電車も通せない*1。住宅が建てれなければ、人は住めない。仕方ないので別な都市に引越し。

さらに輪をかけてまずいことがある。これには先に書いた三角州が強く影響していて、川が多い為土地が少々水っぽい。つまりしっかりした地盤がないということ。これは高いビルを建てることが難しいということに繋がる。土地を何とか用意してもビルを建てるのにお金が掛かるんじゃそりゃ誰もしり込みする*2

もちろん他にも要素はたくさんあるけれど、土地が狭いという一つの要素がこの400年の間、広島の発展を妨げ、他の地方中枢都市に遅れをとっているというのは間違いないと思う。そのうち広島より広い土地を持つ岡山に負けるかも。何が広い島だ、岡と山の都市に負けるなんて。


とか、地元広島をこけ落としてますが、広島はほんとに良いとこですよ。

*1:広島に鉄道が少なくてバス会社が多いのはそのためか

*2:そうは言っても最近は技術の進歩のおかげか、だいぶビルも建ってきたけど