サブウェイとマクドナルド

Managementの教授がマクドナルドとサブウェイの比較をしていたので自分なりにちょっとまとめてみる。あくまでも下書きで。最近流行り(?)の10の要因でやってみますよ、と思ったけど10も思いつかなかったので5つで。

サブウェイがマクドナルドに勝てる5つの要因

1.ヘルシーさと低カロリーをアピールしやすい
ヘルシー嗜好のメニューが少ないマクドナルドに対してヘルシーや低カロリーを多大にアピールすることによってそういうのを気にする人を囲い込みやすい。

2.店舗が基本的に小型なのでフランチャイズシステムとしては出店しやすく小人数で営業しやすい
アメリカ国内でマクドナルドの店舗より大きいサブウェイの店舗を見た事がないくらい小型の店舗が多い。サンドイッチを作るのに必要な材料はすべて専用のカウンターに集めることや、サンドイッチ以外の商品を極力減らすことによってキッチンのサイズを小さくしたことが要因かと。店舗が小さければどこでも比較的同じようなセットを組みやすく又出店にかかる費用も減るのでフランチャイズシステムとしては多数出店しやすい。

3.メニューの種類が豊富
サンドイッチ以外の商品を減らす代わりにサンドイッチの種類を豊富にしておくことによってカバー。朝・昼・晩に対応できるように。

4.注文者の目の前で作ってくれるので自分の好みに合わせた細かい変更が可能
料理について細かく決めたがる人は多いのでそういう人達を囲い込み。また例えばトマトが嫌いな人にはトマトを入れないので食べ残しによる無駄がなくなる。

5.違うメニューでも共通項目で多い
メニューが違っても野菜やチーズ、パンなど使う材料が共通なので対応しやすい。ひいてはキッチンの小型化へ。



サブウェイがマクドナルドに勝てない5つの要因

1.注文してから実際に出来上がるまでの時間が長い
マクドナルドはメイドフォーユーによる商品の高速化がしやすいけれどサブウェイは毎回お客の細かい注文を聞いていかないといけないので時間がかかる。マクドナルドの場合注文してから通常時は1-2分、混雑時は4-5分程度で自分の手元に届くが、サブウェイの場合もっとかかる。テイクアウトの客に対して不利。

2.サービスの性質上ドライブスルーがしにくい
専用のカウンターで一つずつ注文に沿った材料をつめていくのでマクドナルドのように車からハッピーセット1つというわけにはいかない。また店舗も大型になってしまう。しかし都市内はともかく郊外の店舗におけるドライブスルーの重要性は高いのでそういう客をマクドナルドに持ってかれる。

3.混雑時には列ができやすい
店舗の小型化によりサンドイッチを作るカウンターを一つしか設置できないので混雑時にはどうしても列ができてしまう。また1の理由により一人あたりの注文をさばく時間が長くなるので列が長くなる傾向はますます大きくなる。列を見たお客は他のお店へGO。

4.従業員に対するスキルの要求が厳しい→研修が必要
マクドナルドでは誰が作っても同じビックマックが出来るけれど、サブウェイの場合は個人の技量によって見た目に大きな差が出やすい(味は変わらないけれど)。またメニューの種類が多いので細かい組み合わせを覚える必要性がある。

5.サンドイッチの中身の量を自由に変更できるので不確定要素が多い
野菜の量を多くしたり少なくしたりできるので、例えばトマト好きな人が大量に来た場合、トマトがなくなる可能性がある。ただしこれはある程度予測できるものであり、あまりデメリットとは言えないかも。


この5つの要因はアメリカ国内に限定しているので日本とかだとまた話は違ってきそうです。あと今回は店舗単位で比較しているので会社単位で比較するとまた違ってきそうです。
ちなみにアメリカ国内における業界シェアはマクドナルドもサブウェイも同じくらいだそうです。