KDDI Mobileがアメリカでスタンダードプランを開始
以前書いたように、KDDI Mobileがアメリカに上陸中ということでしたが、ついにサービスを開始したようです。サービス開始前は名称が"ポストペイド"となってましたが、さすがに分かりにくいと感じたのか、"スタンダードプラン"になってます。
スタンダードプランのサービス内容は、通話プラン(S, M, L)については大きな変更はないようですが、幾つか追加サービスがあるようです。
まず、テキストメールプラン。
Basic | Medium | |
月額 | $0.00 | $9.99 |
無料メール | 0 | 300通 |
追加メール | $0.15 | $0.15 |
つまり何も指定しなければ自動的にBasic Planになり、メールを送受信する際には1通あたり$0.15ほどかかるようです。ちなみにこの値段はアメリカの携帯業界ではわりと普通。アメリカにいるとメールを頻繁に送る機会というのはそんなにないような気がするのでここはBasicでいい気がします。
次にオプションサービス。
Mobile Web
インターネット接続サービス。これがないとたぶん携帯からネットに接続できないと思われます。
Basic | Medium | Advanced | |
月額 | $4.99 | $9.99 | $29.99 |
無料(KB) | 0 | 2000 | 10000 |
追加(KBあたり) | $0.01 | $0.01 | $0.01 |
まぁたまにネットするくらいかなぁという人はBasicでいいですが、ちょくちょく使う人はMediumかできればAdvancedあたりにしておきたいところです。
ロードサービス
運転中にパンクやら何やらがあった時に電話したら日本語で対応してくれるオペレーションサービス。月額$6.99です。アメリカの場合、場所によっては見渡す限り何も無いような所に道路が一本だけ通ってるような所もあるのでそういう地域に住んでる人は便利かも(まぁそういう人はアメリカの他のサービスに加入してると思いますが)。
支払い方法は基本はクレジットカードで自動引き落とし、電話、サイトで支払い。あと小切手でも払えるみたいです。
気になる機種については現時点ではSANYOとLGの二社によるラインナップになってます。
Sanyo 6600 English Model
スリムボディに充実の機能を備えた極薄ケータイ!ワイド液晶&高性能カメラを搭載した人気モデル。Bluetooth等の最新機能を備えたケータイ登場。
とか書いてますが、基本はアメリカで売られている他社の携帯とほぼ同等のスペック。日本でいったら5年くらい前に売り出されてたくらいの携帯です。色はMystic Black, Cherry Blossom Pink, Blue Sapphireの三色。2年契約だと$99.99とちょっと高め。English Modelということで日本語はたぶん使えません。
詳細スペックはこれ。
LG 225 English Model
邪魔になりがちなアンテナを端末に内蔵してしまうことで、すっきりしたフォルムになったLG225。充実の機能でお手軽にケータイライフを楽しめる。簡単操作で楽しむカメラ機能搭載のカジュアルケータイ!
これも↑と同じく特に目立った特長もない携帯。色はシルバーのみで2年契約だといろいろ割り引かれて$1.00ほど。とりあえず契約したい場合はこの機種でいいんじゃないかと思います。これもまたEnglish Modelなので日本語使用不可。
詳細スペックはこれ。
Sanyo 2400 English Model
使いやすさを追求し、無駄を省いたベーシックな機能を網羅したSanyo 2400は、まさにケータイのスタンダード!ペアレンタルコントロール機能がついて、お子様にも安心してご利用いただけます。Push-to-Talkにも対応!
スタンダードすぎてちょっとダメなんじゃないか的な気もしますが、Push-To-Talkの機能がついてるのは今の所この機種しかないようなので、Push-To-Talkを使いたい人は自動的にこれになりそうです。スペック的には↑の機種達とほとんど一緒(ただしカメラは無し)。色は聞いただけではちょっと想像しにくいDark Bronzeのみ。
詳細スペックはこれ。
そんな感じでながながと書いてみましたが、サービスとしては他のキャリアととそこまで差はないので現時点でわざわざ乗り換えるメリットはあんまりなさそうです。ただ、他のキャリアだと契約時にソーシャルセキュリティナンバーがいることが多いので、それがパスポートで代用できる点は大きいかと。
とりあえずは、機種がいまいちなので今年の夏に発売される予定の日本語が使える端末に期待したいところです。