APPLESEED EX MACHINAを買ってきた

前作APPLESEEDから3年、次世代3D LIVE AnimationがAPPLESEED EX MACHINAとして帰ってきたのが2007年秋、それが先日早くもDVDとして発売が開始されたので買ってきました。例の如くWal-Martで$27。微妙に高いのはCollector's Editionを買ったからで、Standard editionの場合は$19くらいだったような。


まぁ前作のAPPLESEEDは話の内容は取りあえずどこかに置いておくとしても、3D LIVE Animationの実験映画としては素晴らしいものがあって、全世界に衝撃を与えたわけでして、個人的には好きだったので、今回もかなり期待して見たわけなんですが。。。別な意味で衝撃を与えてました。


以下思いついた感想を適当に箇条書きー。

  • 全体的に3D LIVE ANIMATIONとしてはかなり進化した感じ。前回あった人物の独特の気持ち悪さが大分(完全ではない)マシになった気が。背景は最高にいい感じ。でもやっぱり人物と背景がしっくりマッチしてない感は残ってる。この辺はまだ実験段階なのかも。
  • ブリアレオスの声が微妙すぎ。ブリはどう考えてもトグサ君じゃなくて小杉さんでしょ。
  • ていうか前作と今作はリンクしてないことになってるの? 微妙に設定が変わってるのが気になる。
  • アクションシーンがジョン・ウーすぎ。何というかベタベタで使い古されたようなアクション連発で微妙。前作以上のハリウッド万歳具合に仕上がってしまいました。特にオープニングの教会シーンはジョン・ウーすぎて最悪。
  • 多くの人が突っ込んでますが、最後の戦いのシーンはマトリックス過ぎじゃない?
  • 前作のヒトミは軽く気持ち悪いの部類に入ってたけど、今作は完全に別人になってしまいました。でも3D独特の気持ち悪さが気持ち減ったので良しなんでしょうか。
  • ブリの本当の顔がありえんくらい美形。ブリは黒人という元設定はまぁこの際無視するのは良いとしても、あれはないと思う。
  • あとブリのお前を守る的なセリフが気持ち悪い。あんなのAPPLESEEDじゃない。
  • デュナンの私服が若干おかしいと思ってたら、デザイナーがプラダだったんんですね。可愛いっちゃ可愛いけどデュナンにはあってない気がする。
  • APPLESEEDシリーズや攻殻機動隊シリーズには必須ともいえるティルトロータ(ティルトウィング)が何故か今作は不参加。代わりに蜂みたいなあんまりかっこよくない乗り物登場。やられ役のAero Policeの一人乗りヘリは相変わらず健在。
  • ランドメイドは毎度の如くかっこいい。
  • 音楽自体はHASYMOのRescueを始めとして結構いい音楽が揃ってますが、劇中で聞くとシーンにあってなかったり、結構眠たい感じが。前作のGood LuckとかDive for youとかAnthemとかいった感じの音楽もほしかった。
  • 前作に比べて群衆が出てくるシーンが多かったわけなんですが、彼らの動きが適当すぎ。とりあえずたくさん並べて適当に動かしてみました感が。


と、いうわけで今作最大の失敗はプロデューサをジョン・ウーなんかに任しちゃったことだと思います。前のスタッフとキャストで行けばまだこんなことにはならんかったはず。

とかまぁいろいろと酷いことも書いたけれど、基本的に前作を見た人なら楽しめる内容になっているので、そういう人は見ておいて損はないと思います。逆に前作見てない人はちょっと話の内容が分かりづらい部分もあったりするので、先に前作を見て、もしこうったアニメが自分的におけであれば、今作を見るのも良いと思います。
それに3D Live Animation事態はまだまだ未完成で実験段階だと思うので、第三作目に期待したいところ。(出るのか知らないけど)