謎の会社、世界を変える。 エニグモの挑戦

発売されたのが去年の3月ということなので、既に1年近く経っていて、いつもの如く若干乗り遅れつつも、今更読んでみました。そんなに厚くないのでゆっくり読んでも1時間くらいで読み切れます。


他のこういった本と同じく、この本を読んだからといってどうやってネットベンチャーを立ち上げたら良いのか理解出来るわけではないです。
でも、例えば、何か新しいビジネス起こしてみたいな、プランはぼんやりとだけど頭の中に浮かんでるんだけど、今の仕事を辞めるほどでは・・・とか思ってる人が、もしこれを読んだらすぐさま辞表出してビジネス始めちゃいたくなるような、いやそうでない人でも何かやってみたい、動きだしてみたい、って思えるような、そんな気持ちにさせてくれる力がこの本にもあふれてます。


新しいビジネスを立ち上げるには様々な困難があります。
エニグモも他の企業と同じくすべてが順風満帆であったわけではなく、エニグモの最初のサービス、バイマをスタートさせるまでに多くの壁を乗り越えて、アイディアが出てから実に2年以上の月日がかかっています。
でも、彼らがやってこれたのは、自分たちのやるべきことを信じ、それ(仕事)を楽しんでいたから、それに尽きるような気がします。
仕事は楽しんでこそ素晴らしい、そんなことが伝わってきたような本でした。