夢を植え付ける、『インセプション』のBDを買ってきました。

今年の最高傑作とうたわれるクリストファー・ノーランの映画『インセプション』のBDが発売されたので早速買ってきました。

他人と夢を共有することで、ターゲットのアイディアを盗んだり植え付けたりすることができる、ドム・コブとその仲間たちが、KEN WATANABE演じるサイトーの依頼でライバル企業の社長の息子に企業の解体を行わせるアイディアを植え付ける(インセプション)を行おうとするが、社長の息子はなんと潜在意識の防護訓練を受けていて、いきなり反撃にあいさてどうする、という話。

全編に渡って、これは現実なのか夢なのか曖昧になっていて、その曖昧さがとても良い面白さを出している気が。この辺はマトリックスとちょっと似ていて、夢の中では自分自身が自由に設定を作り出せるので、夢にとらわれ戻れなくなったり、夢の中で更に眠ることで深い階層に入り組みすぎて、今いる世界が現実なのか夢なのか混乱したり、といった自体が起こっている。
(この曖昧さは最後まで続いていて、結末がハッピーエンドなのかバッドエンドなのかもあえて曖昧にされてたり)

ちなみに、序盤でドムとアドリアネがカフェで爆発に遭遇しているシーンや、第二回層でアーサーが無重力状態でホテル内を動きまわるというシーンはCGは使わずセットだけで撮影しているとか。設定だけでも面白いけれどこういった撮影技術や、計算尽くされた音楽でもみせてくれるのがノーラン監督の凄いところかと。
評判通りのおすすめ映画なので未見の方はぜひ。