iOS 9から追加されたコンテンツブロッカーを試してみた

本日いよいよiOS 9の一般ダウンロードが開始されました。
色々と変更点はありますが、一般ユーザにとって大きな影響があるのが、Safari Extensionsとして追加されたコンテンツブロッカーでしょうか。
このコンテンツブロッカーはそれようのアプリをAppStoreでダウンロードすることにより、iOS Safariでの利用時に表示されるコンテンツに対してカスタマイズを加えることができるようになっています。最もわかりやすい例としては、広告のブロックでしょうか。


この広告ブロックを使用するには、CrystalというアプリをiOS 9がインストールされているiPhoneに入れる必要があります。

Crystal Adblock – サファリの広告を削除

Crystal Adblock – サファリの広告を削除

  • Dean Murphy
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インストールしたCrystalを開くと機能をOnにするための手順が表示されます。
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書いてあるように手順としては、設定アプリを起動しSafariを選択。
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メニューの真ん中どころにある"コンテンツブロッカー"を選択。
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インストールされているCrystalを有効にします。
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この状態でSafariを開くと、今まで表示されていた広告は綺麗サッパリなくなります。
ざっと確認した感じだと、現状ではGoogle AdSenseなどの広告は消えるのですが、Yahoo! Japanとかの広告は消えないようです。あともちろんサイト上の自社広告とかは消えないです。海外でメジャーな広告はブロックされており、国内のはそこまでカバーされていないようですが、今後対応が進んでくると消えていく可能性はありそうです。


このコンテンツブロッカーはあくまでもSafari拡張機能としての位置づけの為、自分でアプリをインストールして有効にした状態でSafariで閲覧したサイトのみが有効なのですが、SFSafariViewControllerを使用すればサードパティのアプリ内で表示するサイトにも同様のことができるので今後対応が進んでくれば今まで溢れんばかりに見ていたバナー広告を一切見なくなるという日も近いかもしれません。
今後この機能がどの位浸透するかはわかりませんが、バナー広告が有効な手段でなくなった今、アプリだとFacebook/Twitter/Instagram辺りが必死にやってるインフィード広告の価値が高まっていく感じになるのでしょうかね。

大坂夏の陣

1615年6月3日は旧暦に換算すると慶長20年5月7日となります。
400年前のこの日、大坂では戦国の世最大にして最後の戦い、天王寺・岡山合戦が行われました。
前日の道明寺・誉田合戦で大敗し後藤基次など中心人物を失った豊臣方はかき集めた兵およそ5万を大坂城南側に集結させ、一大決戦に望みます。いわゆる天王寺・岡山の戦いで、真田信繁毛利勝永大野治房などが奮闘しますが、あと一歩及ばず敗退となります。
戦いの最中、出馬予定だった豊臣秀頼も流言飛語によりならず、夕方には大坂城も炎上、翌日秀頼の自刃により豊臣氏は滅亡となり、歴史用語で言うところの元和偃武となります。


1598年(慶長3年)に豊臣秀吉が死去し、その子秀頼が若く有力な後見がいなかった時点で豊臣氏の将来は詰んでおり、徳川家康が早期に死ぬ以外に逆転ホームランの可能性はほぼなかったにも関わらず、それでも実質的な終焉が見えてきた関ヶ原の戦い(1600年・慶長5年)から滅亡するまで15年もかかったのはいかに豊臣秀吉の残した資産が莫大であったかを物語っています。
15年間かけて家康はあらゆる手段を講じて豊臣氏の資産を削り豊臣方は打つすべもなくなされるがままという状況が続きますが、それでも十分に削ることは出来ず、方広寺鐘銘事件というほぼ難癖に近い形で挑発を行いやっと大坂の陣という決戦で決着を付ける機会を得ることができます。
翌16年には家康は死去しているので、このタイミングを逃すと家康の死去までに豊臣氏を滅亡させることは非常に難しかったと思われます。

チャンスが転がり込んできてから死ぬまでの十数年間、着々と敵を追い詰め、最終的に徳川260年の礎を築き上げた家康の緻密さには400年経った今でも稀有な存在であることは間違いないかと思います。


bon voyage, hayabusa2!

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広い宇宙の中たった一人で小さな小惑星に向かい、貴重な試料を採取してまた地球に返ってくる、長く孤独な旅が始まりました。

それは本当に想像を絶するくらい孤独な旅であるはずだ
本当の暗闇の中をただひたむきに
一つの水素原子にさえ滅多に出会うことなく
ただただ深淵にあるはずと信じる
世界の秘密に近づきたい一心で
僕達はそうやってどこまで行くのだろう
どこまで行けるのだろう
秒速5センチメートル』より



JAXA | H-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の打上げ結果について

TechCrunch Hackathon 2014に参加してきました

http://instagram.com/p/vZuFc-jaIB/
去年に引き続き、今年もTechCrunch Hackathonに参加してきました。

一緒に参加した人たちの記事はこれ。

TechCrunch Hackathon 2014で emoly(エモリー)という感情分析+電話で記録できるアプリを作りました - Takashi Chiba


Techcrunch Hackathon 2014に参加してきた話 - Let Me Be Me


Model 3, Step 2 - 優しく易しく親しみのある表現を持て


今回のハッカソンで作ったアプリはこれ
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通常の日記アプリは既にたくさん存在していますが、継続して日記を付けるという点にフォーカスしたアプリや日々の感情を可視化できるようなアプリってあんまりないよね、という所からスタートしています。

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基本的な使い方は通常の日記アプリと同じで、カレンダーの日付部分をタップすると日記作成・編集画面に遷移し、その日の日記を入力できます。

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入力するとサーバ側でその日記がポジティブなのかネガティブなのかを11段階で判定して返してくれるのでそれに見合った色を画面上に表示します。緑側がポジティブ評価で赤側がネガティブ評価になっています。
それを毎日続けていくことでカレンダー上が色に染まっていき、ポジティブな日がどの位続いているのかとか浮き沈みが激しいのかとかそういったことが可視化されます。

ちなみに開発した後に気がついたのですが、これってPSYCHO-PASSにおけるシビュラシステムの色相判定に似てますね。レッド評価の日が続くとシビュラによって潜在犯と認定され排除される日が来るかもしません。

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あと月モードでは、対象月に付けられた日記評価の平均値から色を出してくれるのでその月がポジティブだったのかネガティブだったのかもわかるようになっています。


あと面白い機能として、その日の一定時間までに日記をつけていないとiPhoneに電話がかかってきて、その電話内で日記を吹き込むと自動的に反映されるという機能もついています。これで書き忘れる心配も無いですね。


結果、今回はTwilio賞を頂くことができました。
http://instagram.com/p/vdgrF8DaG2/
賞品としてTwilioロゴ入り受話器を貰いました。


毎回ハッカソンに参加すると、大体デモ直前くらいにはクタクタになっていて参加するのはしばらく良いかなと思うのですが、その後のみんなのデモを見るとそう来たかみたいな斬新なアイディアを見せつけられることが多く懇親会が終わって帰る頃には、また参加しよう〜と思ってしまいます。
また面白そうなハッカソンがあれば参加したいです。