バグレゴ - レゴでバグを発見!

といっても残念ながらレゴ自身がプログラムのバグを発見してくれるわけではないですが。。。

実際はこちら

バグを発見・修正するという作業は人間が完全でない限りプログラムを組む人達にとっては常に付きまとう虫さんなのですが、それを少しでも楽しいものにしようという試みだそうです。
具体的には、

エンジニアはバグを発見すると,Tracにバグを登録し,その後でバグを表現するブロックを組み上げる。そしてTracでバグを区別するためのIDとバグの簡単な説明を付せんに書き,ブロックに張っておく。ブロックを積んでおく場所は,メンバー全員が目を向けるお菓子置き場だ。ブロックが積んであると,すぐ目に入ってバグを認識することになる。

 バグを担当するエンジニアは,バグに対応した後,ブロックをバラバラにしてブロックを入れる容器に戻す。このときに人によって一抹の寂しさを感じてしまうこともあれば,他人が積んだレゴを破壊することで達成感を得ることもある。いずれにしろ,また新たにバグを見つけて,ブロックを積もうと心に誓うのだ。冗談のようだが,本当の話である。

全く冗談のようですが、これで多少は楽しくなっているようなので効果はあるようです。
また後日ブロックの位置や組み方とバグの重要性や難易度を組み合わせることによってより視覚的に分かりやすくすることにしたとのこと。

ブロックの位置で重要度を(手前にあるものほど重要),ブロックの積み上げ方でバグの依存関係を,ブロックの造形でその難易度を表現することにした。これで,ブロックの様子を見るだけで,バグの状況がイメージとして分かるようになった。さらに最近では,バグがシステムに及ぼす危険度をブロックの造形で表したらどうか,という意見も出てきた。例えばピサの斜塔のようなブロックが積まれていたら,誰しも危険と感じるのではないだろうか。


こういう使い方の他にも何かの達成度を視覚的に分かりやすくする為に使ったりもできたりと、レゴはただの玩具の域を越えビジネスの世界にも広がっていってますね。