とりあえず、一通り読んでみたところでは、何か悲しい物語っていうのはわかるけれど、村上春樹が自分で訳を付けたくなるほど素晴らしい物語と絶賛する理由まではちょっとよくわからなかった感じ。
ただの青年だったギャツビーが一人の女性を振り向かせる為に富を蓄え、豪邸を構え、連日連夜パーティーを開いて、やっとこさその女性が振り向いてくれたと思ったら、一気に歯車が狂い始めて破滅へと追い込まれていくという良く出来た隙のない話だとは思うけれど、その話の面白さを完全には理解できてない感じ。しかも展開がころころ変わっていくのでちょっと油断して適当に読んでたらすぐに状況が理解できなくなったりも。
浅い話ではないし、村上春樹の訳も読みやすく現代風になってるから、きっと何度か読めばその面白さや素晴らしさが理解できるのかな。とりあえずもう一度読んでみよう。

- 作者: スコットフィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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