Honda、 F1から撤退へ

最近何かと暗い話が多いF1ですが、更に追い打ちをかけるようなニュースが。

BBC放送など英メディアは4日、自動車レースの最高峰、F1世界選手権シリーズに参戦しているホンダが、撤退を含めた今後の方針を固めたと報じた。5日に正式発表されるとしている。
 4日にホンダ本社が、英国に拠点を置くチームの幹部に資金提供の打ち切りを伝えたという。新たな出資者が見つからない場合、F1活動を停止するという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000041-jij-spo

↑にもあるように2006年からF1に単独参戦してるわけですが、2006年こそそこそこ振るった成績を残したものの、2007年以降は今年のイギリスグランプリでバリチェロが3位になったこと以外に目立った結果もなく、参戦中のチームの中で最もお金をかけているにも関わらず表彰台どころかポイントを得ることすら珍しい状態にまで落ちぶれており、レース中にテレビに映ることもまれになってしまい、たまに映ったと思ったらトップグループがホンダのマシンを周回遅れにするシーンだったり、
今年最も白熱した一戦である最終戦ブラジルグランプリではレース中にピットに消火器をぶちまけ、レース後にマシン炎上、2人ともポイント圏外で蚊帳の外というもはやF1のネタ要員になりつつあっただけあって、今回の撤退もしくは売却についても仕方ないことなのかも。
そもそもガソリン垂れ流しの車を走らせておいて"earth dreams"とか言ってる時点でかなりの勢いでネタ要員だったわけなんですが。あと↑のニュースでニック・フライは「HONDAのようなチームは(その支出に)耐えられるが、ほかのチームはそのレベルに到達できないと思う」とか語ったらしいですが、彼がそう思ってただけで本田技研はそう思ってなかったようですね。



でもスーパーアグリに引き続きホンダ、そしてエンジン統一化問題次第ではトヨタの撤退もありえる話であり、このままでは近いうちに日本勢全滅という事態にもなりえるだけに、何とも寂しい話です。