今年のことと来年のこと

激動、という一言で表すにはちょっと重すぎる2011年が終わろうとしています。
平年であればその年のトップニュースになったであろう出来事が毎月のように起こり、毎日がドラマティックに変化していきました。


そんな2011年を振り返ってみると、自分自身においても変化の年でありました。


まず一つ目。
ここには特に書いていなかったのですが、4月にiPhone 4 whiteが発売された時、Apple Storeに並べられた沢山のiPhoneの中に自分が作ったiPhoneアプリケーションがデモアプリケーションとして入っていました。
人づてにその事を聞いて、仕事帰りにダッシュで閉店間際のApple Store Shibuyaに駆けこんで実物を確認した時は、手が震える思いでした。
発売されたばかりのiPhone 4 whiteを見に多くの人がiPhoneを触りにApple Storeにやってきます。中には初めてiPhoneに触るであろう人も沢山居ます。そんな人たちに対してiPhoneのファーストインプレッションを最高のものにする為の手伝いを例え0.1%でも出来たことは、iPhone Developerとしてできる最大のタスクの一つかと思います。


今年の目標の一つとして転職を考えていたのですが、春頃にWondershakeと出会い、思わぬ形で叶うことになりました。
その辺の経緯については今までとこれからの話、とか。あたりで書いています。
米国大学を卒業してから日本に戻ってきた時、いつかアメリカに戻ってきたい、アメリカで仕事をしてみたいという気持ちを強く想い続けていました。
強く想い続け周りにそのことを言い続けることで、叶うこともあるんだということを感じた年でもありました。


そして8月からのSan Franciscoでの生活。
たったの3ヶ月間でしたが、大学の時とはまた違った新しい発見や日本にいたら会えなかったかもしれない人たちと出会うことができました。
正直なところ全てが良い方向に向かったわけではなく、上手くいかなったことも多かったのですが、そういうことを知ることが出来ただけでもSan Franciscoにいけて良かったと思います。


来年は変化の年から勝負の年となることと思います。
Wondershakeというサービスをもっともっと多くの人に使ってもらえるようにする為に、できることはこの1年ですべてやりつくしたい、そう思う次第です。
来年の密かな個人的な目標は、電車で隣に座った人が使っているサービスを創りだす、です。
本当にできるかどうかなんて気にせず、ただひたすら強く想い続け周りにそのことを発信し続ければ、今年のように叶うはず。


最後に今年印象に残った言葉を一つだけ引用。
FacebookのMark ZuckerbergがSteve Jobsが亡くなった時に贈った言葉。


"Steve, thank you for being a mentor and a friend. Thanks for showing that what you build can change the world. I will miss you."


世界を変えることができることは既に先人が証明してくれている。
あとは自分たちができることを精一杯やるだけ。


2011年はあまりここでは更新できなかったので、2012年こそはもう少し有益な情報が発信できるようしていきたいと思っています。
そんなこんなで、2012年もどうぞ宜しくお願い致します。