紀伊山地の霊場と参詣道
今年の夏、2004年に世界遺産に登録された紀伊山地の霊場と参詣道の一部である熊野三山とその周辺に行ってきました。
ルートとしては、本州最南端の潮岬から熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)にお参り後、伊勢神宮に行ってちょっと時間もあったので比叡山延暦寺に寄り道してきました。
東京から本州最南端の潮岬までは車で約9時間、伊勢のちょっと南の紀勢自動車道までは高速道路が通っているので比較的スイスイ行けたのですが、そこからはひたすら海沿いの一般道を通る道のりだったので思いの外時間かかりました。
本州最南端にある潮岬灯台。
灯台に登ると一面海。ちなみに実際の最南端は違う場所らしいです。
灯台の近くにある潮御崎神社。
続いて熊野三山の一つ、熊野那智大社。創建がいつなのか不明な位歴史ある大社。
有名な那智滝。修験道の重要な行場だっただけあり、圧倒的なオーラを醸し出してました。
熊野那智大社の周辺は中辺路に繋がっているので、いわゆる熊野古道の一部を手軽に体験できます。普通の山道なので登るのはかなり大変ですが・・・。
続いて熊野三山の一つ、熊野本宮大社。元は後に出てくる大斎原に社殿があったが明治時代の洪水で流されてしまった為に近くの山の上に移設したとのこと。天照大神を初めとした複数の神が祀られていました。
で、こちらが旧社殿があった大斎原。川辺の平地に高さ33.9mの日本一大きな鳥居が建っています。
熊野三山、最後は熊野速玉大社。こちらは他の大社とは違い、海沿いにあります。
せっかく紀伊半島まで来たので、ということでお伊勢参りもしておこうということで、伊勢神宮内宮・外宮にも行ってきました。来年は20年に一度行われる62回目の式年遷宮の年らしいです。
比叡山から見る琵琶湖の景色。
熊野三山は世界遺産にも関わらずあまり知られていないのか、意外に人も少なくそういうのが好きな人にとってはオススメかと思います。東京からだと行くのが大変+車必須なのがちょっとハードル高いですが・・・。
今回は紀伊山地の霊場と参詣道のうち、熊野三山くらいしか行けなかったので、吉野や高野山にも機会があれば行きたいところです。