crashlyticsがめっちゃ便利そうな予感

まだBeta版で自分自身も使い始めたばかりなのですが、iOS用クラッシュレポートサービスcrashlyticsが便利そうです。


具体的に何をしてくれるのかというと、自分が開発してるiOSアプリをユーザが使用していてクラッシュが発生したときに、そのレポートを詳細にまとめてくれるというサービス。
iOSアプリのクラッシュレポート自体はAppleでもiTunes Connect内で提供してくれてはいるけれど、使いにくいのとざっくりしたまとめだけで具体的なことは何もわからないことが多いのですが、crashlyticsは詳細に教えてくれます。



まずトップページからしてただのクラッシュレポートサービスとは思えないくらいのかっこよさ。



実際に発生したクラッシュはこんな感じで見ることができます。発生したクラッシュ数やユニークユーザ数などが一目瞭然。



で、個別のクラッシュレポートはこんな感じ。試しに"[[Crashlytics sharedInstance] crash];"を使ってクラッシュさせてみました。
該当の行数まで出てるので非常に親切。OSのバージョンや落ちたときのフリーメモリの状態、更にはジェイルブレイクしてるかどうかまで見れるのはクラッシュの原因によってはかなり助かる情報なのでは。ちなみに個別のクラッシュの状況も見ることができます。
解決したクラッシュ(Issue)はOpenからClosedにステータスを変更することができます。直したらどんどんClosedにしてしまう感じで。
自分はまだ使っていないのですが、Pivotal TrackerとかRedmineとかと連携もできるっぽいです。その辺使って開発している人は連携すると良さそうです。設定でクラッシュレポートが届いたときにメールで通知するとかもできるようです。


他にちょっと関心というか良いなと思ったところでは、こういうサービスは導入が面倒なことが多いのですが、Crashlyticsでは最初にMacアプリをインストールさせて、その専用のMacアプリがステップバイステップで開発者に指示してくれるので、開発者はそれに従って設定していくだけ。Web上のヘルプでも事は十分足りるけれど、画面が広くない場合とかはステップごとにXcodeとブラウザ切り替えて・・・と色々面倒なので、導入が複雑な場合はこうやってMacアプリがやってくれるのは良い仕組みかと思います。(アプリインストールしないといけないので、嫌いな人もいると思いますが。。。)


自分も使い始めたばかりで、もしかしたら更に凄い機能があるかもしれないのですが、既に十分満足できるサービスになっていうます。
Crashlyticsはまだベータ版ですが、今のところ目立った不具合もなくちゃんと動いてくれています。現時点では招待制なのでWaiting Listに登録しておけば暫くすると招待状が届いて使えるようになります。iOSアプリを開発している人はぜひ導入しておきたいサービスの一つかも。